最近ではDCの追加機種が発表されコンクエスト シリーズは賑わってます。
それでも15コンクエスト 200HGはいまだに私の中では現役です。
ライバル機種に引けをとりません!
もともと究極の巻感を備えてましたが、飛距離はイマイチと揶揄され、丸型リールの限界と思ってもらったら大間違いです。
たった二つのチューニングをするだけで、
・40gのメタルジグ大遠投100m
・10gのミノーが爆風でも投げれます。
しかも外部ダイヤルの操作のみです。いちいちカバーを開けブレーキシューをオン/オフしなくても大丈夫です。
その秘密を公開します
・スプールの軽量化
・ブレーキの最適化
はい、たったこれだけです。
絶対に交換すべきアイテムです。
アベイル 軽量スプール
純正14.7g⇒10.9gと超軽量です。
最近、軽量スプールはハニカム構造で6、7gというのを見かけますが、あれは34mmです。
これは、40mmと大口径なのにこの軽さです。
まじで、ヤバいです!
軽いルアーでもスプールの立ち上がりが違います。
最近、在庫が切れしているらしいですね。私は運よく買えました。次回の生産予定は春との事です。もう少し待ちましょうね!
ブレーキの最適化
スプールの軽量化と同じくらい大事なのがブレーキの最適化です。
デフォルトではブレーキがきつ過ぎるのである。
最初は私もブレーキシューをカットしていました。
こんな感じですね。
これでも飛距離は出るのですが、あまりにもブレーキ範囲が狭くて、メタルジグしか投げられません。
向かい風で10gミノーを投げるには、サイドカバーを開けて
ブレーキシュー⇒ONが必要でした。
そこで再度、ブレーキ設定を見直しが、こちら
私の場合、シューの先端はカットしていません。
拡大して純正との比較
ブレーキパイプに接触する方を削ります。
はい。たったこれだけです。
別に3個でも構いません。
私の場合、
・最強 ブレーキシュー 4個 軽量ルアー 向かい風
・最弱 ブレーキシュー 0.3個 メタルジグ 追い風
こんな感じで設定しています。
これで、外部ダイヤルだけで、すべてのウエイトのルアーをどんな環境下でも投げる事が出来ます。
まとめ
・軽量スプール
・ブレーキの最適化
この二つでDCにも負けない飛距離と汎用性を両立しています。
これで硬め、長めの竿を用意すれば
コンクエスト遠投 仕様の完成です
普通に100m飛びます!
是非、試してみて下さいね。あくまでも自己責任でお願いします。
ブレーキシューは加工に失敗しても純正部品が1個100円で手に入りますので、躊躇しなくてOKですよ!
では~
スプールの回転速度は?
いったいどれくらいで回転しているのか・・・
・スプールの直径 40mm
・100m到達するのに2秒とする
・最初から最後まで一定の速度とする
1回転で125.6mm
100m到達するのに、796回転している
つまり、2秒で796回転していることになる。
1分間で 27,000回転だ! すげ~!
回転速度は、2秒で100mだから
時速は、180kmになる。
・・・
ベイロンよりは遅いのね(笑)
でも実際はほぼゼロから、時速180kmまで瞬間に加速しているからやっぱり凄い!
アップデート
究極のコンクエスト 降臨!
今までは、アベイルの軽量スプールをぶち込んでブレーキの最適化で十分であった。
最高の巻心地に加え、
40gメタルジグで100m
10gのミノーを向かい風でもキャスト出来る
外部ダイヤル操作のみで可能であった。
しかしながら、禁断のチューニングをしなければならなくなったのだ。
ここから先は、後戻り出来ない・・・
私の考えが、こちら!
①スプールの更なる軽量化
②可動部分のDLCコーティング
③レベルワインドの抜け感
①スプールの更なる軽量化
これは、市販スプールが無いので、自分でブランキングするしかありません。
失敗すればスプールはバランスを崩してダメになる。
穴を開け過ぎても強度が問題になる。
計算された穴を正確に施工する必要があります。幸いにも、ボール盤があるのでそれほど難しい作業ではない。
現在の重量 13.12g
40mmとしては軽いが最近のブンキングされたスプールを比べるとそれほど軽くは無い。そして、問題はどのくらいの穴をどこに開けるかである。
ほんとは、ハニカム構造にしたいと考えいましたが裏面には軸が通っている為、それは断念。
そして、できたのがこちら
良く見えなくて、すいません。
写真を撮り忘れて、PEを巻いてしまいました。
実はこの作業、難易度は高めです。
何か所かに、誤ってキズつけました。
穴を開ける事自体は簡単なんですが均等に開けるのがかなり困難です。
どのくらいの穴をどこに、どれだけ開けるかを正確にマーキングする事が必要なんです。
とは言え、多少失敗しても回転に影響ない事も分かりました。
これだけで、0.7gの軽量化である。
サイドにも追加して、最低1gまで目指します。
②稼働部分のDLCコーティング
⇒DLCとは
耐摩擦性、耐腐食性に優れたあのコーティングである。
最近ではエンジンのピストンなんかにも施工されています。
以前、チタンや真鍮に施した事があるので実証済みである。
ドライブギア、ピニオンギア、ウォームシャフト、・・・
③レベルワインドの抜け感
これは、丸型リールの弱点であるレベルワインドを加工する。
新たにワンオフで作るか迷ったが、デザインを崩す恐れもあるので現行品を加工するのに留めた。
リングを外して穴を縦方向へ拡大
これにより、スプールからガイドまではほぼ一色線になる。
ラインが触れる個所は抵抗を減らす為に、DLCコーティングか鏡面加工でもよい。
このように、ほぼ一直線です。
ラインの巻き取りも、加工前と変わらず綺麗に巻く事が出来ました。いい感じです。
まとめ
これらの施工の結果、
巻いても究極、 投げても究極!
とは言え、これだけやっても大差無い可能性もある。あくまでも、机上論であり、体感出来ないかもしれないし、数値にも反映は未知数であった。
しかし、デメリットはスプールの強度低下くらいで根掛かりした際、強引に引っ張らなければ問題は回避できるとの判断です。
多少のコストは掛かるが、 DLC加工されたギアは、耐摩耗性も向上するし、注油しなくてもいいとメンテナンス性は格段に上がる。ソルトには嬉しい仕様なのだ。
最終アップデート
カルコン200HG 遠投仕様 恐らくこれがカルコン200HGの最後のUP DATEになると思う。
そうです。もうやり尽くしました!
「巻いても究極」「投げても究極」をテーマにやっと満足できるレベルに仕上がりました。
そして今回のUP DATEがこちら
①ブレーキユニットの軽量化
②スプールのバランス調整
①インフィニティブレーキユニットの軽量化
普段、ブレーキ設定でブレーキシューは2個しか使っていないので、ここは潔く大胆にカット!
ブランキングで0.8g削減するのは大変だけど、こっちは楽チン!
結果 これで0.8gも軽量化できました。耐久性もしっかりと確保しています。
これによりなんと 11.21g!
ちなみに、 純正 16.7g
アベイルスプール 12.9g
ここまでやると、もうレーシングスペックです。
純正に対して 33%
アベイル 14%
私の考えでは、スプールはとにかく軽い方がよい
最近ではベイトフィネスの普及もあり、スプールは軽い方がよいとの認識も定着しています。
しかしながら重たいルアーの場合、
「重たいスプールの方がいい。慣性でキャスト後半伸びる」
との認識もありますが、これは違うと思います。
そもそも重たいスプールは、高速回転しません。キャストしたエネルギーの殆どが回転運動に変換されるのです。
つまり、軽いスプールには絶対に勝てないのです。
まあ、長くなるなるのでこの辺で・・・
②スプールのバランス調整
以前からスプールが最高回転到達あたりから、「ブーン」と鳴きが発生。ストックの状態でも、ブランキング後でもそれは変わりませんでした。
飛距離は順調に伸びていたので知らなフリをしていました(笑)
そして、スプールを回転させると殆ど決まった個所が上にくる。そうです、バランスが悪くて重い個所を下にして止まるのである。これでは高速回転域では悪影響です。
なので、下に来た個所を削って調整
かなり地味な作業であるが、ほぼ均等に止まるようになった。
試投をするとかなり音は小さくなった。
簡易スタンドにスプールを乗せて、マスキングテープを巻きます。
軽く回して、マーキングをして修正場所を、探っていきます。そして、重いと思われる箇所を、少しづつ削って調整です。
飛距離UPこそ体感出来なかったが、振れや振動は確実に小さくなった。
投げ感はかなり向上して、とって気持ちいい♡
まとめ
改造個所
・アベイル軽量スプール
・スプールブランキング
・スプールバランス取
・ブレーキシュー最適化
・ブレーキユニット軽量化
・レベルワインド拡大
・DLC乾式ドライブギヤ
・セラミックBB
コンクエスト遠投 仕様
これらの施工によって、遠投に特化したカルカッタコンクエストが完成!!カルコン200HG 遠投仕様 は今の所 最強です
ここまで来ると、カルコンDCには全く勝ち目はない。
そして、なんか可哀そうにもなってしまった。
・・・
次は、
カルコンDCに傾注します(笑)
関連記事⇒ベイトの遠投 飛距離は正義!
飛距離対決! 新旧カルカッタコンクエスト
はじめまして。
DLCコーティングされたギヤに興味があります。
巻き心地に変化はありますか?
こんにちは^_^
正直、微妙でした。若干良くなった気もしますね。
今思うと、このDLCの一番のメリットは油が切れても巻き心地が良い所です。つまり乾式ギアの為、ソルトで使用後にどれだけ水をかけても流れる心配が無い事ですね笑。