この度、スプールとフレームの隙間にラインが挟みこんでしまう事が判明しました。
2件の報告、相談を頂いています。
どのような環境で、どの生産ロットからが発生しているかは把握できていない状況です。
ご迷惑をお掛けし大変申し訳ございません。お詫び申し上げます。
発生の傾向
・細糸
・パンパンに巻かれたライン
・糸吹けやバックラシュが発生
私はPE2号以上を使用し、糸ふけを嫌う為に発生はしていませんが、皆様にもこのような事が発生しうると判断し憂慮しています。
理論的に、PE2号以上を使用、バックラッシュ、糸吹けに注意すれば、殆ど抑制出来ると考えていますが、それでは私の目指す商品ではありません。
原因
スプールの寸法と形状
・電界研磨による痩せ
・温度低下により収縮
・検証データの不足
・エッジデザイン
今後の対策
現行品は対策済です。
再度、トラブルが発生するか検証しています。
一度におおきくすると膨張、縦ブレ、潮噛みによる接触の恐れもあり、今後も寸法の最適化を図り形状も再検討。
他にも不具合等、こちらでは把握出来ない事象、ご意見、ご要望もお待ちしています。
エラーを一つづつ潰し、皆様からのフィードバックを商品に反映させ、より良い商品を今後も開発したいと考えています。ご不便をお掛けしますが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
オフレコ
本当は直ぐにでも対応したいとの思いはありますが、その都度対応出来ない事情もあります。
DIY的な所からスタートしていますが、もはやマスプロダクションへと移行しつつあり恣意的判断もできません。
スプールのデザイン、設計、NC旋盤のプログラム更新、試作、テスト
この一連の作業、簡単ではありません。
上手く行かなければ何回も繰り返しです。
時間とお金も当然掛かりますが、仕掛品にも影響が及びます。
期待は大変嬉しいのですが、素人による新開発商品に大手企業の完成度を求められれば私の心は委縮し、このスプールが 否 と判断されてしまえば、私は挑戦は困難になってしまいます。
応頂して頂けるからこそ頑張れます。
次期モデルも考えています
・ナロー化、ラインキャパの見直し
・新素材
・シャフトレス
・専用マグネット
これまでのデータを元に次期モデルにしっかりと反映させます。
ここから先は、技術や情熱でけでは勝負できません。
今後ともよろしくお願いいたします。
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