機械式ブレーキシステム

ブレーキ設定
メンテナンスを考慮して、サイドカバーは外れますが、気を付けないと海に「ドボン」です。

ブレーキ設定

メカニカルブレーキはゼロポジが標準です。

・抵抗になって飛ばなくなるイメージ 
・18や21はダイヤル操作するようには出来ていない。やり難い。
・巻き感を損なう
・後半は伸びない

そんな事もありここ数年、殆ど出番がなかった。


ルアーによるラインテンション

最近では重心移動システム搭載され、飛ぶようになってきましたが、それでも飛ばないのモノもある。
その場合、ルアーは殆どが飛行姿勢を崩している。

飛ぶルアー    ラインに常にテンションが掛かっている。
飛ばないルアー  ラインテンションが緩み飛行姿勢は安定しない。 
         回転して飛距離は出ない。


試投

そこで、以前から気になっていた事を試してみました。 
ルアーをPモード最弱1に固定して、メカニカル調整だけで投げ比べ。
  

❶Pモード3+ゼロポジ
❷Pモード1+(0~1/4回転内)


❶と❷では、飛距離は変わりませんでした。
❷はSVに近い感覚?
ルアーが着水してもサミングは必要ないようにも思えた。
後半は伸びない気もしたが、そんな事も無く実釣でも快適・・・



ブレーキ設定

ダイヤルは回しやすいように「ギザギザ」のランダムカットです。

今さら メカニカルブレーキ

シンプルで一番簡単な方法
メカニカルブレーキで簡易的にラインにテンションを掛ける。

ブレーキ特性はマグネットブレーキに近い。
スプールの回り始めから、着水まで一定に作用する。
もちろん接触型なので同じでは無いが、一度決めてしまえば、あとは微調整のみで弄る事は少ない。

昔みたいに「ガチガチ」に締める訳では無く、「5度~10度」くらいなので飛距離、巻き感にも影響は殆ど無い。 

メカニカルの座金は樹脂製の為、金属板に交換すればよりリニアに反応するだろう。何グラムでスプールが作動するかを計測すればより正確に管理も出来る。

特に遠投の場合、21アンタレスはナロースプールで後半は軸痩せして過回転傾向にある。現行プログラムでは明らかに足りていない。
かと言って、外部ダイヤルだと効き過ぎる・・・
結果として、足りないブレーキ領域を補正してくれました。



ブレーキ設定

カスタムスプールのブレーキ設定

カスタムの場合、標準セッティングは無いに等しい。 
環境や好み技術にもよる。
自分で調整するしか無いのが現状だ。 
イージーなタックルに慣れてしまうとこの作業は容易では無い。 

バックラッシュの種類も色々。
初期、中間、後半・・・
どこを補正するかが重要で、独立してたらいいのと思っていますが・・・


飛距離の最大化ならブレーキは緩くなる。
その分、汎用性は低くなる。
どこで折り合いをつけるか悩み所です。

奥が深い・・・ 

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ABOUTこの記事をかいた人

遠投バカのソルトアングラーです。 下町スプールの製作を生業とした日本でも稀なスプール屋です。 グランブルーリンク代表