素人がカスタム軽量スプールを自作! 下町スプール誕生

アンタレスDCMD
カルカッタコンクエストDC200/200HG

素人がスプールを自作!

カスタム軽量スプール が欲しい~

軽いノリと勢いで
「ちょっと作ってみるか」
  

遠投に特化した軽量のカスタムスプールがどうしても欲しかった。純正は18gと重くてこれは勿体ない。社外品も残念ながら無い。

しかも純正品のラインキャパは私には多すぎる・・・
不要なラインはスプールを重くして、立ち上がりも大きく影響する。

「無いモノは作る」

私の信条でもあります。こうして始まったDIYスプールの製作!
まさに下町スプールです。

実際に始めると極めて困難でした。当たり前ですね!
最初は卓上旋盤を購入して削ろうと思ってましたが精度が出ないので断念。
そしてとんでもなく難しい・・・

なので外注する事になりました。

現物のスプールを持参して、これの軽いやつをお願いします

では全く相手にされません。大手企業は当然、個人の趣味ごときに対応はしてくれません。
中堅でも見事な塩対応です。「図面を用意して下さい」とどこまで厳しいです。もちろんCADは必須です。

カスタム軽量スプール

採寸やデザインに取り掛かる。
素人なので手書きです。

やっと見つかった業者に依頼し出来上がったがいくつか改良が必要で「加工賃は追加で必要」と言われ

・・・

振り出しです。

ここまでで30社以上 1年が経ってました。時間と費用の損失で心が折れかけましたが、このままではダメだと思い噴気!材質や旋盤機、加工方法などの理解はかなり深まり、のちに技術者の方と対等な会話の助けとなりました。

カスタム軽量スプール
チャクの芯だしは秘密!

大田区には精密加工業者が沢山あります。ここは小ロットを取り扱う個人経営が多数あり期待は膨らむ。世界品質の森精機の工作機械で最新の設備です。

もともと旋盤加工はすべて削り出し、つまり一つ一つの生産の為こういった生産には極めて有効なんですよね。

いいモノができない訳ありません!


カスタム軽量スプール の寸法精度は純正スプールを凌駕し大量生産されたモノとはワケが違います!そして一緒になって考えてくれました。本当に感謝です。

私は最初から複雑な形状でいいモノを作ろうとしてましたが、まずはシンプルなデザインに戻し工作しやすいアルミで試作

5月 大田区 某所

ようやく私の思いをぶち込む事ができました。大田区の町工場の技術はやはり素晴らしいです。

MADE IN JAPAN品質です。

この日はシャフトが間に合わなかったので完成には至りませんでした。
また部分的にはもう少し曲線的に処理となる予定です。素材の選定とデザイン(ラインキャパ他)、マグネットはまだ悩んでます。塩による腐食や強度も考慮しなければなりません。
ブランキング(肉抜き)も予算と相談になりそうです。

でも、やっと先が見えてきました!楽しみで仕方ない!

カスタム軽量スプール

下町スプール 完成は近い

飛距離で大切な事


・軽量・精密のスプール
・優れたブレーキシステム
・少しの情熱です(笑)



下町スプール 誕生!

カスタム軽量スプール

高精密✖超軽量 
遠投特化型 カルカッタコンクエストDC用
軽量カスタムスプール 

軽量スプール は大田区にある旋盤加工屋で生まれました。
世界トップ技術の森精機の最新工作機械によるものです。

量産品とはモノが違います。

スペック

寸法     38mm/22mm
重量     -g
同心   0.03
真円   0.01
ラインキャパ 深溝 PE2号-185m
材質     超超ジュラルミン(A7075)
シャフト   ステンレス
表面処理   アルマイト

私の拘りを全部ぶち込みました。最近では純正スプールもだいぶ軽くなってきましたがまだまだです。

残念ながらDCブレーキ用は販売されていません。
なので作ってみました。DIYスプールです(笑)形状や材質にも拘ってます。

下町スプールは高精密/超軽量により、抜群の立ち上がり、驚異的な飛距離、耐久性も構造の最適化によりしっかり確保しています。

海水による腐食もアルマイトで対処しています。

いや~、ここまで来るのにマジで苦労しました。
でも何とか完成しました。
特にマグネットが大変でした(笑)早くサーフでぶん投げたいです~

プロトタイプ 着弾!

近くの河川で 軽量スプール テスト

取り敢えず、40gメタルジクを投げシステムチェック
やはり軽量化の恩恵は凄い
立ち上がりが明らかに違う。

寸法精度も高く振れは殆ど無い。DC音が無ければ回転しているとはとても思えない静粛素晴らしい〜少しづつ距離を伸ばしていく


あっさり100 mを超えた。


ローギアなので回収が大変です(笑)しかし、この辺りで頭打ち。

そうです。カルコルDCユニットはブレーキがキツすぎる。
特に後半はDCブレーキの断続的な介入があり飛距離は思ったほど伸びません。

恐らくスプールが軽くなっている為、通常のブレーキでも強く効いてしまうと考えています。こいつのポテンシャルを引き出すにはブレーキも最適化する必要がある。

アンタレスDC MDのような遠投モードも存在しないのが残念である。ブレーキの最適化であと10mは伸びるはずです。

中量級以下のルアーの場合はかなり有効に感じた。立ちあがりは明に良い!

今後

テストを繰り返してマグネットの最適化を予定。
そして友人から「アンタレスDCMD用」がどうしても欲しいとの依頼もあり、ついでに作る事にします。

シャフトが違うだけなので実は簡単なんです。
近いうちに加工屋さんへお願いする予定です。
興味のある方、連絡下さい。まとめて発注します。

まとめ

軽量スプールの恩恵

①飛距離が大幅up

ルアーが放出されるエネルギーが回転運動に変換され、軽量スプール(低慣性)だと少ない力でよく回ります。
当然、最高到達回転数も高くなります。

昔は重たいスプールの方が良く飛ぶと言われていましたが、実はそうでもありません。

②バックラッシュの激減

実際、テストをしているとバックラッシュは激減しました。
スプール重量が低下した為、ブレーキが良く効きのである。
場合によっては、さらにブレーキ力を絞る事も出来き、飛距離も更に伸びる仕組みです。

③キャスト精度が向上

これは少ない力で目標に到達します。それだけキャスト精度が向上します。こうやって改めて考えると、良い事ばかりで実に素晴らしい。唯一のデメリットは、高額である


カスタム軽量スプール 概要

興味を持って頂き、有難うございます。

ノリで始めたスプールも完成です。
一部でテストを繰り返し最適化を図っています。

いや、厳密に言えば未完成です。
性能は追求したらキリがありませんでした。
数回の試作で完璧な商品は出来ませんし、どこかで妥協しなければ永久に商品化は出来ません。開発コストも膨れてきました(;^_^A

それでも、かなり良いモノに仕上げる事が出来ました。
現段階のベストです。

これは飛距離に拘った釣り好きが製作した個人製作品です。
故に在庫販売する余裕はございません。完全予約制で各ラインナップごとの生産ロットに達してからのオーダーになります。ラインナップを増やすことで注文が分散し、ロットに達しないとの懸念でかなり悩みました。でも、ここは妥協できませんでした。

販売するにあたって、なんの実績も無い個人、信用の低さもあるとは思います。行き届かない面も多々あるかと存じますが、出来る限りの対応をさせて頂く所存です。
私の拘りまくったスプールで魂が宿ています(笑)
どうぞ宜しくお願い致します。
シマノさんからちゃちゃが入った場合は、突然販売停止する事もあります。

下町スプール

スペック

寸法       38mm/22mm
同芯      0.03
真円      0.01
材質       A7075(超超ジュラルミン)
表面処理     アルマイト
シャフト     ステンレス
ブランキング加工
ラインキャパ   ①浅溝 PE2号(0.24)-100m
         ②中溝 PE2号(0.24)-150m
         ③深溝 PE2号(0.24)-200m

色々と考えましたが、3種類を用意しました。
浅溝はラインキャパを抑える事により、スプール総重量がもっと軽いタイプです。シーバス実釣を考慮しPE2号100mです。
ノーマルスプールにラインをパンパンに巻くと約30gです。その差、10g!
飛ばないはずがありません。
また、軽い為にブレーキも良く効きバックラッシュも抑制します。

中溝はサーフゲームや、100mでは足りないと言う方向けです。
深溝は極太PEに対応したモデルです。

どんな優れた軽量スプールでも最適なラインキャパでなければそのスペックは意味がありません。
PE2号の場合、50m巻くと2.8gも増加します。
頑張ってスプールを1g軽量化しても、これでは本末転倒です。

最大の関心は、恐らく重量ですよね。
一番重い仕様(③標準モデル)のプロトタイプで14.6gです。
本製品はもっと軽くなります。

でも、思ったほど軽くない?
これはステンレスシャフト(7g)を採用しており、円の中心の軽量化はさほど効果がないと考えてます。大事な事は、「慣性モーメントを減らす」
マグネットも5gあります。

※ラインキャパは、あくまでも目安と考えて下さい。
※マグネットは製作コストの問題で純正品を使用する事になるかもしれません。現在、マグネットメーカーと交渉中。

マグネットに関しては、構造が複雑で色々と詰めています。磁力やサイズも重要です。

普通は2~3工程で切削する事が多いと思いますがこのスプールは精度に拘った削り方を採用し、5工程にも及び最新のNC工作機械で再現性も高いです。

表面処理はアルマイトを予定。もっと防錆効果が高く綺麗な処理があればそちらを採用します。
もしかしたら、DLCコーティングを採用するかも
カラーバリエーションはロットが増えてくれば可能です。
ブランキングもデザインを一新


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ABOUTこの記事をかいた人

遠投バカのソルトアングラーです。 下町スプールの製作を生業とした日本でも稀なスプール屋です。 グランブルーリンク代表