
次期開発候補 タトゥーラ300
Webにて開発の様子をupしていきます。その為、タトゥーラ300を購入しました。
あくまでも候補ですが、イメージはこんな感じです。
他にもいくつかの候補があり、今年も2~3種類はリリースしたいと考えています。
楽しんで頂ければ幸いです。
春頃には試作を完成させてテストをしたいです。
過去の開発状況
・18アンタレスDCMD/19コンクエストDC200
・19アンタレス
・21アンタレスDC
基本スペック
ラインキャパ:3号-150/4号-110m
適応ウェイト:15g〜50g
総重量:30〜35g(ノーマル▲10~15g)
対象:ヒラスズキ、中型青物などのショアジギ
最大巻取長
タトゥーラ300 こいつの魅力は大型スプールとハイギアによる最大巻長であろう。
軸が1cm痩せると、巻取長は50cmも減少します。
大型シャローなら最小限で済む。
ラインを出し切った時の巻取長
・18アンタレスDCMD 48cm(軸φ20mm)
・タトゥーラ300 82cm(軸φ33mm)
(ハンドル1回転での巻取量)
アンタレスDCMDと似たラインキャパですが、その差は歴然・・・

コンセプト
・ストレスフリーと飛距離の両立
・中型ルアーの投げ易さ
・強さと軽さのベストバランス
軽く投げても飛ぶから一日中投げても疲れない。フルキャストしても軸痩せしないからリーリングジャークも苦にならない。大型ルアーだけでは攻略出来ない時にもしっかり適応する。
ソルトゲームにはしっくりくるはずだ。もちろん、耐久性を考慮してギリギリの軽量化はしない

マグフォースブレーキシステム
どんな環境でもしっかりと制御できて、大型プラグなどは回転を抑制し、飛行姿勢を安定させ十分な飛距離を確保。一方の空気抵抗の少ないジグは後半伸びない。
ノーマルスプールは深溝の為、構造上可変ローターを取り抜ける事が出来ない。しかし、シャロースプールにすると中空構造となり、インダクトロターの取り付けが可能となる。
また、フルキャストしても軸痩の心配も無い
固定ローターからSV化、もしくは最新システムのSV BOOSTなんかも試してみる価値はありそうだ。想定の総重量が35g程度、そうするとスティーズやジリオンなどローターだとブレーキ力では足りないかもしれない。調整の範囲であればいいのだが・・・
いずれにしても、市販のパーツが流用できるのは嬉しい限りである。
SVブレーキの特徴としてONとOFFのスイッチの様な作用。
立ち上がりは瞬間に効いてくれるが、回転が弱くなるとバネに押されて一気にゼロ化に近くなる。ジリオンHLCのようなピーキーは避けなければならない。
エアブレーキ(SV)もマグフォースZも結局は遠心力を横方向に変換して、バネで制御している。理想は瞬間的に効き、ゆっくり開放されるマイルドな特性ですが、再現は難しいでしょうね。ダイワさんの苦労が見えてきました(笑)

ノーマル試投
ロッド:ヤマガブランクス 105MMH
ライン:PE3号
無風
18g樹脂シンカー 55m
ナス8号シンカー 97m
伸びを優先すると、初期バックラシュしてしてしまう。
フルキャストに合わせると結構強めになり、後半は伸びない・・・


ブレーキシステムの最適化
現在のブレーキはマグフォース固定ローターでしっかりと効くけど、後半伸びない。
採用したいブレーキ
①マグフォース
→ビッグベイト
②マグフォースZ
→遠投などのショアジキ
③SVブースト
→ヘビーバーサタイルのヒラスズキ
これら全てのブレーキが取り付け可能にしたい思っていましたが、②マグフォースZは構造的に大変。遠心力によってスプール内径に沿って動くブロックが横方向の力に変換され、ローターが飛び出す仕組み。
シャローだと径が合いません・・・やる為には樹脂パーツも製作しないとダメなので、今回は見送
一方の③SVブーストは難なく取り付け可能です。しかし、このブレーキシステムは奥行きが必要で、軸の支柱が中心に配置できない・・・
①マグフォースはシャフトに固定と考えています。
プロトタイプが完成

思ったより、よく飛ぶ
固定ローターだし、ラインも太い、ルアーもそんなに重くない、スプール総重量だってある。
・・・
やっぱり大口径の恩恵か?
ライン供給量が圧倒的に多いのか?
100m飛ばすのに
・19アンタレス φ34 936回転
・アンタレスDCMD φ38 838回転
・タトゥーラ300 φ43 740回転
もし、タトゥーラ300がDCブレーキか遠心でクリティカルが出れば、140mとか余裕なのかもしれない。来年の今頃、150mとか飛んでたりして笑笑
本格的なソルトゲームに最適か?
タトゥーラ300は堅牢な作り、大型ベイトリール特有のパワフルな巻取量を誇る。
残念なのは、ジギング向けの深溝にブレーキを付けたような重たいスプール・・・
これは勿体ない・・・
今回のテストで改めて思った事が
・軽いルアーが投げれる
・重たいルアーもよく飛ぶ
・巻感度が格段に向上
そう考えると、これはもはやスピニングリールの5000~6000番の上位互換だ!
ベイトのスペシャリストの試投なので普通の方ではこんなに飛びませんが、これくらいのポテンシャルがあると言う事です。


テストして思った事
飛距離が出る事や軽いルアーが投げられる事はもちろんですが、このタトゥーラ300の一番魅力はやはり一回転あたりの巻取長
ラインの糸ふけが簡単に解消します。
合わせの時、ジャーク後、潮でルアーが大きく動く
そんな時はハンドルを「クルクル」っとすればラインスラッグが一瞬で取れます。
以前はアンタレスを使用していたのでその差は歴然です。
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